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フィード ・RSS その2 – ウェブ用語解説

ブログとフィードは親友だ!

もしあなたがブログをお使いでしたら、まず間違いなくフィードは提供されています

自分のサイトがフィードを発行しているかどうかはブラウザが教えてくれます。

下はインターネットエクスプローラ8の様子ですが、オレンジ色のアイコンが表示されていますね。

これはフィードアイコンと言われるものです。フィードを発行していることを示すものとしてどのブラウザでも共通で使われています(たまにオレンジ色じゃないことはありますがデザインは同じです)。


どうですが?ご自身のブログやサイト、お気に入りのサイトなどを確認してみてください。かなりのサイトでフィードが提供されていることがわかると思います。

このようにフィードが一般的になったのはブログの影響がとても大きいと思いますね。

ブログの功績としてよく言われるのが「ウェブに関する技術がない人でも気軽にウェブ上で情報発信ができるようになった。」ということです。

これはまさにそのとおりだと思いますがもう少し掘り下げて考えるとブログの最大の功績は次のように言えると思っています。

「無限の画用紙といえるウェブページのなかにレポート用紙といえる記事(投稿)という単位を導入したこと」

先生のお手本を見せてあげないと画用紙の前でフリーズしてしまう子供たちを嘆いている評論家がいましたが、実際、画用紙だけ与えられて「好きにやってごらんよ!」て言われたらほとんどの大人も途方に暮れますね笑。

表現には勇気と技術が必要です。ブログはこの両方のハードルをちょっぴり下げてくれました。そしてそれだけじゃないです。

”タイトル”と”内容”をフォームに記入すれば”日時”と”誰が”書いたかを付加して、見やすいように出力してくれます。

ここで気づきましたか?

ブログからデザイン要素(見た目の部分)を取り去るとフィードのフォーマットそのものなことに。(フィード ・RSS その1 – ウェブ用語解説 を参照)

もともとフィードという考え方そのものはブログが出てくる以前からあったものですが、ブログがうまく取り込みました。

見方を変えればブログはフィード生成機です。

ブログはただ誰もがウェブ上に自分の意思を書き付けられるようにするだけじゃなく、広くウェブの中に浸透させるように頑張ってくれます。

実はブログが出てきた当初、私自身は馬鹿にしてたんですね苦笑。あんなのは出来損ないのサイトじゃないかと。ウェブから自由度を奪ってどうするんだと。俺は技術を持ってるんだからそんなものは必要ないと。

でも、当時私自身も自分の趣味のサイトの管理がだんだん大変になってきて、自前でブログシステムのようなプログラムを作って動かすようになってきました。

で、必要性がわかってくるようになりさらにフィードですね。自前のシステムにはフィードのような仕組みは持たせてなかったです。自前で実装するのはちょっとめんどう。

でも、どうせ何か書いたらやっぱりひとりでも多くのひとに読んで欲しいとも思ってきますよね。

じゃあ、やっぱりブログだなと笑。こんな経緯で、私は身を持って実感としてブログが現れてきた必然性を感じています。

いまでは私が受けるウェブ制作の仕事のかなりの部分がブログエンジンやCMSをカスタマイズして提供することになっています笑。

ここで余談ですが(ここまで書いてきたことも余談のようなものですが)

私自身もブログのようなシステムを自前で作ったと言いましたが、記事とかフィードとかそういう概念は浮かばなかったですね。

自分の書きたいことが簡単に更新できて公開できればいいと。

ブログという方法、記事という単位、フィードの意味に気づいたとき、やっぱりこれは大陸的というか宣教師的というかアメリカ的というか向こうの人達の哲学が含まれているなあ、としみじみ思いました。

フィードはこんなふうにも使われているよ

話変わって、ここではグーグルリーダーのようなフィードリーダー以外にフィードが使われていてる例を紹介します。

TRiM.のフェイスブックページでの例です。

このサイトの更新履歴がこのようにフェイスブックページ内に表示されています。


最近のソーシャルメディアと言われるものは(フェイスブックとかツイッターとかミクシーとか)このようにフィードを吸ったり、逆に投稿したメッセージやコメントをフィードとして吐き出す仕組みがついています。

下はまた別の例。ちょと前に私が作りました、千代田区社協さまが運営されているサイト ちよだご近所かわらばんです。

千代田区内の6地区がそれぞれブログを持ちまして情報発信をしています。

6地区+事務局あわせて7つのブログの最新記事をトップページに表示しています。

情報の収集には各ブログが吐き出すフィードを利用しています。


このようにサイトとは別にブログを持った場合でもフィードを利用すればサイトのトップページにブログの更新情報を掲示することが可能です。 サイトの更新は業者任せで臨機応変に手が出せないことに不満がある時でも、このようにブログを持ち更新情報がトップページに出せるようにだけ改修すれば、サイトの躍動感も演出できますね。

じつは、グーグルなどの検索エンジンもページの収集にフィードをあてにしています

サイトを持っているならフィードは発行しておかないともったいない

いろいろ見てきましたがサイトがフィードを持っていると、サイトの内容がネット上で活用されやすくなるということです。

結果として、より多くの人の目に触れる可能性が増します。

私は、あなたのサイトの実力を100%発揮させるにはフィードを提供するということは必須の条件だと考えています。

ブログやCMSなどの仕組みが入っていない既存のサイトでもフィードを簡単に発行する方法はありますので、ぜひご相談ください。

では、また。さいごまで、ありがとうございました。

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