昨晩のカフェスローのイベントで購入した「いろいろ米」です。ぱっと見雑穀米?かと思ったらなんと全部がお米でした。51種類のお米のつぶが一緒になって「きれいでしょ〜♪」と言っているみたい! このたくさんの種類のお米はみんな、千葉で在来のお米を守り継ぐ活動をされているピースシードさんの田んぼで取れた種から育てられたものです。51種類でもすごいのに、なんと全部で350品種も栽培しているというからびっくり。
イベントはドキュメント映画上映&お話会というものでした。 映画上映&つづくたねトーク『 ヴァンダナ・シヴァのいのちの種を抱きしめて 』 科学者であり環境活動家であるヴァンダナ・シヴァさんというインドの女性について、私は全く知りませんでしたが観に行って良かった! 映画では、彼女からエネルギッシュな語り口で、感性にしみる凝縮された言葉をシャワーのように浴びせられました。ちょっとクラっするほど。こんな女性がいるとはインドさすがです。哲学がすごかった。 残念ながらメモってないのでかなりの内容が刻々と頭から抜け落ちつつありますが、「生きる」ということについてシンプルに語ってらしたのが印象的だったので忘れないうちに紹介します。
「一見生きてないように見える“種”、でも適切な土と適度な湿気があれば芽を出し、成長し葉を茂らせ実をつける、それが生きるということです。」細部は違うかもしれませんが、大まかにいってそんな意味でした。「重要なのは潜在能力」ともおっしゃっていました。 つまりどんな種(人)でも潜在能力を持っていて、個々にあった環境に置かれればそれが全開になる、そしてそれが生きている状態ということでしょうか。うちのプランターの欅は、冬の間は葉がひとつもなくまるでお箸のようでしたが、春になると吹き出すように若葉が出て今は葉っぱがふさふさ全開です。なるほどー生きてます。そして人ならばそんな環境は自分で引き寄せたり作ったりしたいですよね。そういうと自分はどんな環境が適切なのかぐつぐつ考えたくもなりますが、そういう時は何も考えずに土の上に立ってみるのもいいと私は思います。
ヴァンダナ・シヴァさんの経営している農場では、お米だけでも630品種も栽培して種とりをしているそうです。 多様性は美・アートというようなこともおっしゃっていました。 そう聞いた後に上の色々米を見たのでなおさらきれいに見えました。上映後のお話会で、ピースシードの浜口さんも多様性の美しさについて一生懸命語ってくださいました。
今朝さっそく炊いていただきましたよ♪ 香りが良かったです。
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