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ツァップ展でカリグラフィーを鑑賞

  • 執筆者の写真: m_koudo
    m_koudo
  • 2011年10月11日
  • 読了時間: 2分

考藤です。

もう半月ほども前になるのですが、

に行ってきました。


ツァップ夫妻は書体デザイナーであり、カリグラファーとしても世界の巨匠だそうです。

その彼らのカリグラフィーの作品の数々がまじかに見られるすごい機会でした。

文字の力に圧倒されっぱなし。行けてよかった。

カリグラフィーとは、知らない方には説明しづらいのですが、

よく結婚式のウェルカムボードに見られる手書き文字を想像してもらえると早いかも。

西洋書道とも訳されます。

ツァップ夫妻のことは今回初めて知りました。

ほんとに不勉強で恥ずかしくなった。

仕事でエディトリアルデザイン、趣味でカリグラフィーをやっているくせに、

彼らのことも知らなかっとは。

一番びっくりしたのは、会場の入り口近くにあったヘルマン氏の作品。

流れるような手書き文字の大作を見ながら、

あれ、どこかで見たような…

そしてZapfinoという字が目に入り、

そういえば、ツァップはドイツ語だとZapf

ここでようやくZapfinoとZapfが私の中でつながる。

え〜〜、

ZapfinoってZapfさんの手書き文字をもとにしてるのね!!!!!

すごぉ〜〜い。 驚き。

とこれはデザイナーでないとなんのことやらさっぱりな話なのですが、

Zapfinoとは、美しい書体が好きなデザイナーであれば、

誰もが好きでお世話になっているであろう、メジャーな書体なのです。

下は書体見本から


Zapfino

流麗ですが、甘すぎずシャープで力強い、かっこいい書体です。

ちなみに私は今まで「ザプフィーノ」と読むと思っていました。

話は完全にそれますが、

書体名ってだいたい発話しなくても仕事が進むから、ず〜っとまちがって読んでいても気がつかないことが多々あり。

そりゃ「Helvetica(ヘルベチカ)」「Times(タイムズ)」あたりは誰も間違えませんが、

「Futra(フーツラ)」「Frutiger(フルティガー)」あたりで少しあやしくなる。

そして「Avenir(アベニール)」あたりだと、ベテランデザイナーが3人集まっても見解がわかれる場合もあります。

それはさておき、ツァップ氏はOptima(オプティマ)の生みの親でもあります。

Optimaも名作です。

人気があって使われすぎたため、少し古くさくかんじてしまうほどです。


optima

この書体は、ツァップ氏がイタリアのフレンツェを旅行中に見つけた碑文からヒントを得たそうです。

エピソードがかっこよすぎる!

わたしも旅行中に何か見つけたいなぁ〜。

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