ボランティアのほうの“アースデイ東京タワーボランティアセンター”の広報誌。
土と平和の祭典ではカラーで登場しました。
祝、初カラー♪
やっぱりいつものモノクロとは見栄えが全く違います。
いつもはスタッフのノリさんががんばって、こつこつプリンターで出力してくださっていたのですが、
今回は量が多いので業者に出すことになったのです。
作り手として嬉しいことですが、入稿には一苦労ありました。
業者さんから、文字をすべてアウトライン化すべしとのおたっし!
しかしわたしがこれに使っているソフトはIllustratorではなくIndesign!
アウトライン化は部分的にしかしないのが普通です。
4号ぶん16ページいっきょアウトライン化なんてのは未経験。
一応その業者さんに再度確認したのですが、やはり同じ回答。
おそるおそる全部アウトライン化してみたところ、
不具合続出!!
○テキストボックスに塗りを設定しているところの色が消える。
○段落罫線が消える。
○文字の縁に塗りを設定している部分、塗りが縁より外ではなく内側にくいこむ。
はぁ〜〜
ちまちま直すことになり自分もたいへんでしたが、
当然業者さんに検版でたいへんな苦労を強いることになりました。
しかも結局つぶしきれずに色校。
文字ボックスの選び方を変えることで、安全にアウトライン化する方法もなくはないのですが、
それだと文字情報が一部残るという問題が出ます。
結論として、
Indesignでの全面アウトライン化はやめましょう〜〜。
最近はIndesignからPDFにしたものを納品することもよくあります。
やり方は簡単。
PDFを作る際にX-1aという形式を選び、
文字はすべて埋め込みにし、画像は高画質に設定。
データも軽いし、業者さん側も開くのが楽。
ただし! Indesignで透明を設定しているところは設定がとぶそうです。
たまたま今回の業者さんはPDF納品の経験がないところだったので、
納品後にですが、私からPDF納品を提案しました。
次回があるかはわかりませんが、一応今後にそなえて。
話し合いの結果、PDF納品テストをすることになり、X-1aで書き出したPDFを送ったところ……。
先日、問題なしとの返事をいただきました♪ ほっ
Indesignでのアウトライン化で、
こんなに変わってしまうものとは知りませんでした。
IllustratorとくらべてIndesignは、大量の文字をすばやく効率的に処理することに長けています。
文字まわりの使い回しもしやすいように、細かい設定を文字や文字BOX自体にかけられる機能も充実しています。
例えば罫線の情報を段落の間に埋め込んだり、段落スタイルを割り当てて設定を一括処理したり。
最初の作り込みはめんどうだけど後々助かる機能満載♪
文字が多いページものなら、イラレで作るよりも速くてきれいです。
しかしその設定が、アウトライン化すると解除されるものがあると今回わかりました。
アウトライン化はTrueTypeフォントを使っている部分だけにとどめたほうが良いようです。
正直言って……、お仕事でないときで良かった。
いい経験をさせてもらいました。
もし今後仕事で、似たような業者さんにあたる時がきたら、
堂々とPDF納品を主張できますからね。
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