昔ながらの里山と棚田、自然との知恵比べのような農作業。ふかふかの大地を踏みしめて感じる幸福なきもち。
でも、
そんな農村で遊ばせてもらっているうちに次第に見えてくる農村の高齢化の問題。消えそうな固定種、在来種の野菜。日本の農業に残されている時間があまりに少ないこと。
自分自身は農作業には向かないけど、せめてなんとかしてその楽しさを伝えたい。都市と農村をつなぎたい。
そんな気持ちから、何かやろう!と言い出したのは私ではなく、友人のマサコさんです。
彼女とはマクロビ料理関係で知り合い、その後マクロビのイベントや農作業体験でよくつるんでいました。
その時もどこだか忘れたけど二人で遠出した帰り道に、いっしょにやらない?ともちかけられました。
そしておよそ2年前、彼女はもう1人の相棒トモさんと2人で「週末農風」を立ち上げたのです。
有機農業でがんばっている農家さんの応援ユニット(ボランティア)です。
農作業は一時的にたくさん人手が必要な時があるよね、そんな時に農を知りたい都市の人達を集めてお手伝いに行けばお互いに助かるよね、というのが“当初”のねらい。
マサコさんは前々から東京朝市アースデイマーケットでボランティアをしていたので、「週末農風」はそこの出店者さん(=農家さん)のもとにおじゃましています。農作業のツアコンみたいなことをしています。
で、わたしはと言えば、
彼女から相談された時には仕事がもうれつに忙しかったのもあり、
賛同しつつも、とてもじゃないけどボランティアでそこまで無理…という気持ちでした。それを正直に即座に伝え、「ごめんね、でもチラシやポスターなら作るから」というようなことを言ったのが始まりで、
今日も今日とてせっせとポスターを作っていました。
まだ募集は開始していませんが、一足早く公開してしまいます。
2人のがんばりにはとてもかないませんが、毎月ポスターやチラシを作っているので第3のスタッフみたいなものです。
デザイナーとしてこういう活動にかかわることは、私にとってもとても大事になっています。
さて今回は農作業に加え「塩づくり」が加わりました。
海水から塩! もうれつ楽しいと思います。
ざんねんながら日程的に私は行けませんが、参加すると楽しいことまちがいなし。
ご興味があるかたは、アースデイマーケットに「週末農風」を訪ねてください。
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