考藤がよく投稿してくれるのでやや油断している田中です笑。
さて、最近ではお客様からアクセス解析は付けていただけますか? と尋ねられることが当たり前になってきました。
しかし、設置は当たり前になってもそのデータをどう読んで活かしていくかというところまではまだたどり着いていない方がほとんどです。
サイトを訪れた方が意見を言葉で伝えてくれることはまずありませんが、その一端はアクセスデータとして残ります。 アクセス解析を読めるようになると、訪問者の気持ちが見えてきます。
(意見を寄せてくれる方はとても貴重な存在ですが、その意見に方針が引っ張られすぎる危険もあります。この点でもアクセス解析をどう読むかは重要です。)
このブログではアクセス解析をどう読むかも一つのテーマに据えたいと思います。
前置きが長くなりましたが、今回は話を進めていくうえでベースになるアクセス解析用語の解説をします。
ユーザー・訪問・ページビューの3つです。 これだけ押さえればあとの用語のほとんどは一般的な言葉との組み合わせですので意味が推測できます。
アクセス解析としてはグーグルアナリティクスを例にすすめます。 他のサービスでは言い方が異なる場合や若干定義が異なる場合もありえます。
ちなみに、グーグルアナリティクスの導入、5000円~で請け負います。よろしくおねがいします笑。
ブラウザからこんな画面でデータが見られます。これはこのサイトのデータです。しょぼいですね苦笑。
ユーザー
直訳すると”利用者”。 アクセス解析では”誰が”アクセスしてきたかを区別することは原則不可能です。可能なのはどの端末(パソコン、ケータイ、スマートフォンなど)からアクセスされたかまでです。したがって端末を利用者とみなしてカウントします。
訪問
同じユーザーがある時間以内*に閲覧した一連のページをまとめて1単位としてカウントします。ビジター(Visitors)、セッションなどという場合もあります。 *グーグルアナリティクスの場合には30分以内です。他のアクセス解析ソフトでもこれぐらいの時間の場合が多いです。
ページビュー
直訳するとページ閲覧。 ページが延べ何ページ見られたのかカウントします。同じ人が同じページを何回も見てもその回数分だけカウントします。
上記の定義からユーザー・訪問・ページビューにはどんなサイトであっても以下の数量関係が常に成り立ちます。
ユーザー ≦ 訪問 ≦ ページビュー
この大小関係感はぜひ頭に入れておいてください!
これだけでは実感がわきませんので例を挙げて、ユーザー・訪問・ページビューを数えてみましょう。
ケース1 – 甲さんがある日の午前中、自宅のパソコンでお気に入りのサイトXを見ていました。
トップページ、ページA、ページB、トップページ
の順に見ました。ケース1 閲覧順ページ名ユーザー数訪問数ページビュー数1トップページ1112ページA1123ページB1134トップページ114
トップページの2回目の閲覧もページビューにカウントされます。
ケース2 – 夕方、同じ自宅のパソコンからサイトXを見ていました。
ページB、トップページ、ページC、
の順に見ました。ケース2 閲覧順ページ名ユーザー数訪問数ページビュー数5ページB1256トップページ1267ページC127
ユーザー数は増えませんが、訪問がカウントされ直すことに注意。
ケース3 – 夜、スマートフォンからサイトXを見ていました。
トップページ、ページD
の順に見ました。ケース3閲覧順ページ名ユーザー数訪問数ページビュー数8トップページ2389ページD239
別の端末から閲覧されたのでユーザー数が加算されました。
いかがでしたでしょうか? これをもとに今後話をしていきます。
また、適宜用語解説もやって行きます。解説して欲しい用語もお寄せください!
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