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メディア・ユニバーサルデザイン(MUD)検定2級に合格した話

更新日:2023年1月22日

2018年は3級に続き2級もがんばっちゃいました。


MUDのサイトによると、2級の目的は「M U Dに配慮した印刷物を制作する理論とテクニックを学ぶ」。3級よりも実践的な勉強内容です。

3級は事前準備も特にせず、1日の講習だけでとれたようなものでした。仕事&育児と両立しやすくて助かりました。

さすがに2級のレベルはそれじゃ無理そうなので、受けるかどうかしばらく迷いました。正直3級だけだと学び足りない感はあり、でも2級は受験料が高い! 落ちるわけにはいかないし。結局田中の後押しがあったので決意できたようなものです。実際に休日は娘の相手をがんばり、私が予習する時間を作ってくれました。もう若い頃と違い勉強も体力勝負。夜だけじゃなくて昼間に勉強させてもらえたのが勝因だったかも。


2級は受検料を振り込むと、先にテキストと練習問題が送られてきます。予習必須なのは【より多くの人が見やすい「色の選び方」】の章。より多くの人とは色覚障害者が含まれます。というかそれがメイン。

色覚障害者の見えている色の差を、CMYKのパーセンテージで考えて選択肢から色を選ぶ問題です。数字苦手な私には超難関。しかも答えは1つじゃなかったりすることもあるのが、よけいややこしい! 解答を読んでも納得できなかったりする。

最初は、脳の普段使ってない部分がショートし、問題読むだけで眠くなっておりました。こういうのは田中の方がぜんぜん向いてる。向いてる人には難関というほどではないかも〜。


とにかくそのアナザーワールドの色の見え方を頭にたたきこんで、二日間の講習にのぞみました。講習の一日目はがっつりその「色の選び方」です。予習をしていって良かった。。予習をしていない方は、だいぶ混乱しているようでした。講師の方がひととおりの説明後、演習問題を出して繰り返し何度もまた説明してくれるので、私は講習時間の最後の方にはだいぶ余裕で理解できるようになりました。

というわけで本番の試験にはけっこう余裕な気持ちでのぞんだのですが、、難しかった!!! なにこれ、ふつうさー試験て練習問題の範囲で出題されるんじゃないの?? とちょっとあわてました。ぜんぜん合格の手応えを感じないまま一日目を終え、暗い気持ちで会場を後にしたのでした。


合否は二日間両日の試験と、後日提出する課題で決まるのですが、この一日目の試験で落ちていると、他でがんばっても挽回はできません。合否以上に学ぶことがメインとはいえしんどいものですね。とはいえ、なんとか合格したところを見ると採点はけっこう甘かったのかも。ちなみに採点は減点方式でした。


講習の二日目とはというと、うって変わってレイアウトや書体についての勉強。こちらは普段使っている方の脳みそ。安心でした。ここでの講習内容はむしろ後日提出の課題でフル活用となります。課題のほうは、提出後に丁寧に指導のメールが来たりして、落とす目的でなく「学び」を重視しててさすがだなぁと感じました。

さて、見やすいデザインテクニックを勉強してみて、難しいのはさじ加減だなぁというのが感想です。

見やすい配色=綺麗な配色とは限りません。実際の仕事では、デザインの目的に合わせてどこまで配慮すればいいのかを、クライアントと一緒に考えるのもディレクターの役割です。より多くの人が見やすくというMUDの考え方が広く世間に浸透して、発注する側と発注される側が近いフィールドで考えていけるといいなと思いました。


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